肝臓は人間の臓器の中で一番大きな臓器です。
おなかの右上にあり、肋骨に囲まれて守られています。

重さは体格によって違ってきますが、約800〜1400グラム
ある程度の幅があるものの、日本人の平均では約1300グラムです。

色は赤茶色で繊維質の丈夫な膜に囲まれていて、その外側を
さらに腹膜が覆っています。

肝臓の上には横隔膜があって、横隔膜が肝臓を吊上げています。
肝臓の中身は左右2つに分かれていて、右葉と左葉に分かれて
います。

この2つの葉は内部でさらに細かく分かれていて小葉と呼ばれて
います。


肝臓の細胞からは胆汁と呼ばれる消火液を分泌していて、
脂肪を消化する働き
をしています。

胆汁は肝臓から出ている肝管を通り、一時的に胆のうに
蓄えられて十二指腸に排出されます。
肝臓に流れ込む血液は2つの大きな血管をとおってきます。
肝動脈と門脈です。

肝動脈は、酸素を含む新鮮な血液を供給し、門脈は胃や腸の
血管が吸収した栄養素や毒素を含む静脈血を送り込んでいます。

肝臓に流入した血液は、肝臓の細胞と接触して様々な物質の
やりとりを行います。

アルコールなども肝臓の中にある「クッパー細胞」と呼ばれる
細胞に取り込まれて無害な物質に変えられます。

また、肝臓は脂肪を蓄えたり、コレステロールの合成と放出
したりしています。

このように肝臓の働きを大まかに言うと、栄養素の代謝
言えるでしょう。

健康な肝臓は、全体の80%を切り取っても数日のうちに残された
細胞が増殖を始めます。
そして、わずか数カ月〜1年で、元の大きさに戻ります。